商品の詳細
女流作家の先駆けのひとりといえる黒田久美子先生は三岸節子らと女流作家協会を設立するなど偉大な足跡を残されました。\r\r大正生まれの作家にしてその画風は恐ろしいほどに早すぎた画風でございます。まさにこの21世紀の都会の文化、風俗、生活様式を予見するかのようなPOPで洗練された画面です。いまだかつてこんなおしゃれな洋画見たことないくらい可愛らしくも見事な造形美でしょう。\r銀座7丁目あたりの画廊さんがバブル期にあつかわれた東京芸大の俊英さんたちにかなり彼女の画風に似た作家さんが数名いらっしゃいますが彼女は彼らより30年~40年前から構築された作風です。また80年代に国際形象展で招待されたフランス現代作家たちよりもこの画風は先と思います。\r\r素描チックな黒の描線が彼女の根幹でありその繊細柔らかな描線に薄く水彩チックに塗られた油彩は本当におしゃれで彼女の都会的センスが光ります。\r黎明期の画家にありがちなハングリー精神と無縁な作家ゆえあまり画廊さんのサポートがないため市場に出回っておりませんが世田谷美術館や光風展、女流展などに精力的に出品され年を追うほどに、また外遊を重ねれば重ねるほどにその色彩、洒落た構図は進化されました。\r\r作品は推定1940~1950年あたりと思います。\r\rおまけとしまして色紙絵3枚を差し上げます。色紙絵は汚れてます。ノークレームでお願いします。\r\r作家名 黒田久美子\rタイトル 作品\r技法 厚紙に油彩\rサイズ 21,5*27cm\r額サイズ 29,2*38,3cm\rサイン サインなし。\r状態 作品大体良好。額大体良好。ガラス板あり。かぶせ箱あり。\r備考 真作保証します。\r黒田久美子 1914-1995\r大正3年父鉄道省の幹部、生野源太郎、母初恵の長女として東京都小石川に生まれる。弟はリルケやゲーテ、不思議の国のアリスの翻訳をされたドイツ文学者、生野幸吉。\r昭和4年金城女学校を病気のために休学中に遠山清に油画、パステル画を習う。\r昭和7年中村の紹介により岡田三郎助の女子研究所に入る。\r昭和12年洋画家黒田頼綱と結婚。\r昭和22年三岸節子らとともに女流画家協会を設立し同会会員となる。\r昭和32年から13固にわたり高島屋で黒田頼綱・久美子二人展を開催した。\r昭和60 年「黒田頼綱・黒田久美子画集』(フジアート)を刊行。
カテゴリー: | ホビー・楽器・アート>>>絵画>>>油彩画 |
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商品の状態: | 目立った傷や汚れなし |
配送料の負担: | 送料込み(出品者負担) |
配送の方法: | 佐川急便/日本郵便 |
発送元の地域: | 東京都 |
発送までの日数: | 2~3日で発送 |